トランスフォーメーション

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「人起点」のトランスフォーメーションを推進することがサステナブルな経営を実現する

近年のデジタル化の進展に加え、社会構造の変化や社会課題解決への意識の高まり、さらには人々の価値観やライフスタイル、ワークスタイルの変化により、企業は従来のモノ・機能重視の産業資本主義から、コト・人重視の人的資本主義への変曲点に立っています。

このような環境下において、長年の積み重ねにより構築されてきた企業の社会的提供価値・顧客提供価値・従業員提供価値と、人々の価値観・求める価値の間には大きなゆがみが生じており、組織慣性力が働く歴史ある企業の中においてチェンジリーダーはこれらのギャップの早期解決を求められています。例えば、環境問題と大量生産・大量消費のギャップや、企業が提供する機能的価値と顧客が求めている意味的価値のギャップ、企業が求めている帰属性や従属性と従業員が求める自律性や成長性のギャップなどです。

この変化を捉えギャップをブリッジしながら「人起点」のトランスフォーメーションを推進することがサステナブルな経営を実現するための要諦となります。具体的には、①社会(生活者)を捉えた企業の「パーパス定義」、②顧客の価値観を捉えた「事業変革」、③従業員の価値観を捉えた「組織・人変革」を俊敏に実行しながら「人起点」で価値を循環させる企業変革モデル(図1)が求められています。

図1 人への提供価値を起点にした3つの変革モデル図1 人への提供価値を起点にした3つの変革モデル

Ridgelinezでは、企業の存在意義とも言えるパーパスを軸に、事業変革と組織・人変革を同時に推進する4Xフレームワーク(図2)を提供し、チェンジリーダーによるトランスフォーメーションに伴走します。

4Xは2つのExperience(Customer Experience[CX]とEmployee Experience[EX])と2つのExcellence(Management Excellence[MX]とOperational Excellence[OX])で構成されます。各領域のエキスパートによる戦略策定および各々が連携する全体シナリオを描き、加えてITアーキテクチャの設計から先進テクノロジーのアジャイルな実装、さらにはデータを活用した4Xの高度化やリスク・セキュリティの対策まで、その実現をEnd to Endで支援します。

図2 4Xフレームワーク図2 4Xフレームワーク

トランスフォーメーション サービスメニュー

  • DX戦略策定および変革実行支援

トランスフォーメーション 事例紹介

  • 建設業におけるDX加速に向けた経営基盤の構築

    建設業におけるDX加速に向けた経営基盤の構築

    あるクライアント企業では従来、DXへの取り組みを個々に推進してきましたが、全社の取り組みとして目指す全社DX方針の策定を行い、各種取り組みの加速を図ることになりました。この取り組みを加速・効率化するために、単発活動や単なるデジタル化とならないよう、前提を一度取り払い、業界の将来像を踏まえ、そこにおけるありたい姿、勝ち筋を策定し、その実現に向けたDXロードマップの策定とその具現化に向けた取り組みを提案し、共同で推進しました。

    具体的な取り組みとしては、社内のデータ利活用、データ連携を醸成するためのIT基盤(データHUB)の構築や経営判断を客観的にするための経営ダッシュボードの構築など、成果や変化が目に見えて現れるような施策を短サイクルで回しつつ変革をサポートしました。

  • 建設業におけるDX推進に向けた組織、文化変革支援

    建設業におけるDX推進に向けた組織、文化変革支援

    DXに対する戦略・施策の策定はしたものの、思うようにDXが推進されない状況にあったクライアント企業に対し、DXの”実現”に対する支援を実施しました。

    具体的なイシューを調査すると、戦略や施策自体の問題というより、戦略実現に向けた組織の役割や責任分担が曖昧であること、さらに過去からの文化的背景が推進を阻害していることが判明しました。

    そこで、組織に関してはDXの推進を統括する組織に加え、分科会を設定し、そのそれぞれに推進責任者、実行責任者を設定することで各施策の責任の所在を明確にしました。さらに、サイロ化という企業の文化的問題解消に向け、責任者のコミュニティーの作成、ITツールや社内ポータルサイトを活用した社内連携の強化、ミドル層以上のDXリテラシーの向上施策など、社員一人ひとりのDXの自分事化を含め、変革推進をサポートしました。