IT部門専門人材育成・活用
テクノロジーを活用しIT部門の専門人材育成や活用、部門人材戦略の策定を支援
近年、技術の急速な進化に伴って、デジタルをベースとした事業戦略を実現するために、DX人材やAI人材などの専門スキルを持つ人材の採用や育成を目指す企業が増えています。
一方、専門人材を多く抱えるIT部門では、基幹システムの構築や保守といった「守りのIT」から、ITを活用したビジネス変革や新規事業創出などの「攻めのIT」にシフトするため、組織ケイパビリティの向上や専門人材のモチベーション向上が一段と求められています。
社内外のトレンドやニーズを素早く把握し、自社で専門人材の育成や活用を実現するには、全従業員を画一的な基準でマネジメントする以外に、専門領域におけるスキル可視化とスキルデータに基づいた人材戦略策定、従業員の経験やスキルに応じたアサイン、個人のキャリア志向を踏まえた育成計画などが必要となります。
Ridgelinezは、IT部門における専門領域知見をベースにして、データに基づいた部門人材戦略の策定や専門人材の育成・活用を、生成AIなどのテクノロジーを活用してトータルでサポートします。
- ※本アプローチは、IT部門だけでなく専門人材を必要とする企業や部門(DX推進部門やR&D部門など)にも適用可能となります。
Ridgelinezは、IT部門・従業員(特に専門人材)目線で現場の人事課題を可視化、解決策を構想し、設計から実装までEnd to Endでのコンサルティングサービスを提供します。
アプローチ方法としては、以下の3フェーズとなります。
・アセスメントフェーズ
組織ケイパビリティや従業員ライフサイクルに応じた課題と、テクノロジーを活用した解決策の仮説を立てます。
【図1】部門人事課題と解決策例
・構想・施策検討フェーズ
あるべき姿の全体像を構想後、課題解決に向けた施策(例えばスキル定義やツール開発)の優先順位付けを行い、実践スケジュールを策定します。
・実践と効果測定フェーズ
アジャイルアプローチでMVP作成と効果測定を繰り返し、改革後のIT部門人材戦略や施策を確立します。クライアントの企業内資産も柔軟に組み合わせて、最適な運用環境を構築します。
IT部門専門人材育成・活用 事例紹介
-
IT部門本社と海外子会社で一体となった部門人材戦略策定
ある大手製造業のIT部門では、本社と海外IT子会社が共同でIT業務を遂行していましたが、組織が求める人材像が不明確で、どのような専門人材がどこに存在するか把握できない課題を抱えていました。
Ridgelinezは、IT部門独自のスキル定義と並行して、本社とIT子会社の人材情報をバーチャルで一元管理し、専門人材のスキルギャップや人員情報の可視化、従業員マッチングの設計と開発を行いました。またこの仕組みを活用した部門人材戦略の中長期的な策定も支援しました。
クライアントは、この取り組みによって、グローバルに跨る専門人材の育成や活用をクイックに実施することができ、事業戦略の目的達成に貢献しました。
-
生成AIを活用したAIコーチングによるキャリア醸成
あるサービス業のIT部門では、従業員に自律的なキャリア形成やスキルアップを促したいが、人事部門が人力で定期的な施策を提供することはリソース制限もあり難しいといった課題がありました。
Ridgelinezは、生成AIが人事関連データを参照して、従業員別にキャリアに関する問いかけを自動で提供する、AIコーチングの仕組みを構築し、人事部門担当者の負担を増やすことなく、従業員のキャリア醸成を実現しました。
結果として、9割以上の従業員から「自律的なキャリア形成につながった」「有益な情報を取得できた」とポジティブな評価が得られ、同時にDX推進における従業員のマインド変革のきっかけにもつながりました。