Ridgelinezは人を起点とした「4X思考」で全社的な変革を加速させながら、
チェンジリーダーのみなさまの未来の創出に伴走します。
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「変革の稜線」に立ちはだかる壁
デジタルを活用し、スピード感をもってビジネスを柔軟に展開するディスラプター(破壊者)と呼ばれる企業が、動きの鈍い大手企業のシェアを奪うような現象が起きています。ディスラプターを中心に世界がデジタルを起点とした変革に向けて突き進む中、日本の対応は後手に回ってきました。変革を実現することは、険しくて急峻な山の稜線を登り抜く過酷な戦いに例えることができます。この「変革の稜線」に立ちはだかる壁にはどのようなものがあるのでしょうか。
Ridgelinezは企業変革に伴う課題を把握すべく2023年10月に600を超える日本企業に対して独自の調査を実施し、回答企業の9割が企業変革(DX)に取り組んでいることがわかっています。DXとして取り組むテーマは顧客接点変革、営業プロセス変革、組織・働き方変革、サプライチェーン変革、業務プロセス変革など様々ですが、取り組み企業において十分な成果が出ていると回答した企業はテーマを平均しても20%程度です。この数値は変革の成果をより多く享受するには超えるべき課題があることを示唆しています。ここでは、調査から見えてきた3つの数値を踏まえ、変革にあたってのポイントを探っていきます。
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変革を牽引する
リーダーシップ企業がDXを推進する上で重要視するキーファクターは何でしょう?この質問に対し大半の企業が「リーダーシップ」に係る要素を回答しました。「変革を推進するリーダー人材」「経営陣のコミットメント(熱意)」「企業戦略・パーパス」がTop3に入り、それぞれ40%程度の数値となっています。この数値は、変革には強力なリーダーシップとトップのコミットメントが不可欠であることを示唆しています。
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従業員・顧客に対する
理解の重要性DXの成果が限定的/出ていないと感じている企業は、従業員や顧客、パートナーをはじめとするステークホルダーとの多方面でのリレーションシップをキーファクターとして考える割合が29%となっており、十分な成果を実感している企業と比較して17%程度低くなっています。成果を実感している企業のほうが顧客や従業員一人ひとりのニーズを意識していることが分かります。
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ホリスティックなアプローチ
顧客接点変革、営業プロセス変革、新規事業創出などに取り組んでいる企業において十分な成果が出ていると回答した企業の取り組みを見ると、局所的ではなく全体的・ホリスティックなアプローチで変革に取り組んでいることが分かります。例えば、顧客接点変革を行う際、同時にオペレーションの変革や組織の持つ価値創造能力を最大化する取り組みを実施するなど、全体最適を意識した動きを取っているのが特徴的です。
OUR
APPROACH
「4X思考」で加速させる
人起点の全社変革
変革の稜線に立ちはだかる壁を越え、持続的に進化する未来を創出するため、Ridgelinezでは①パーパス、②事業、③人・組織の3つを「人起点」で捉え、「4つのX」を同時並行で進める変革アプローチを提唱しています。「4X」とは「人を捉える2つのeXperiece(カスタマー・エクスペリエンス(CX)/エンプロイー・エクスペリエンス(EX)」と「ビジネス(品質や利益)を高度化させる2つのeXcellence(オペレーショナル・エクセレンス(OX)/マネジメント・エクセレンス(MX))」とを掛け合わせたもの。これら4つのXは、いずれかではなく、いずれもが変革には欠かせません。
企業変革においては、顧客に対するサービス・商品の価値を高めるためにCXを改善し、それを実現するための手段として洗練された業務遂行としてのOXを追求するという順番で語られます。しかし、この2つだけでは企業全体が持続的で大きな成果をもたらしえる変革を成し遂げるには不十分である、と私たちは考えます。従業員の士気・熱意を高めるEX、そして洗練されたマネジメントにむけたMXという視点を組み合わせることで、持続的に企業が進化していくメカニズムが実現できると考えています。
企業や組織は生き物であり、一部で問題を抱えていると、総体としてベストな状態で機能することができなくなります。だからこそ、変革に取り組む際にはCX、EX、OX、MXの4つの着眼点について変革のリーダーシップをとる者(もしくは部門)が、自らの考え方を関係するステークホルダーに明示的に示したうえで「1つの変革を実現するために、関係するXをどのようにしていくべきか」という思考過程を共有することが重要になります。これらの継続的な働きかけが企業の変革を成功という高みに導き、今まで見たことのない景色を生み出すことでしょう。
INSIGHTS
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