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健康経営を加速するRidgelinezの取り組み ―社員の健康に対する行動変容を促すインタラクティブな仕掛け―

Ridgelinezでは、社員の幸せ=well-beingを実現することは個人の生産性を高め、イノベーションを創出し、クライアントへの価値提供につながると考え、健康経営を重要な経営戦略の1つに位置づけています。その一環として、健康に対する社員の行動変容を促す取り組みを行っています。今回は「食と栄養」をテーマにした社内イベントによる社員の行動変容の事例を紹介します。

ヘルスケア領域のプロジェクトに取り組むコンサルタントの有志活動「Ridgelinezバーチャル薬局(以降、バーチャル薬局)」のメンバーが、社内イベント「RidgeLIVE」の場を活用し、キユーピー株式会社「食と健康推進プロジェクト」の内山奈美さんと仁田友香さんに野菜摂取のコツと実践についてお話をお聞きするとともに、参加者が実際に行動に移すインタラクティブな仕掛けを行いました。

(本記事は、2024年8月6日開催のRidgelinez社内イベント「RidgeLIVE」に基づき作成したものです。)

 

目次

  1. 社員の健康づくり拠点としての役割を担う「バーチャル薬局」
  2. トークセッションで知る自身の栄養バランスと改善のコツ
  3. 参加者の健康的な食事への意識が高まり、行動変容を実現

 

1.社員の健康づくり拠点としての役割を担う「バーチャル薬局」

「バーチャル薬局」とは、Ridgelinez社員の健康増進を目的として、ヘルスケア領域のプロジェクト経験者や薬剤師資格保有者である4名が拠点形成を推進する活動です。

「バーチャル薬局」は、クライアントのヘルスケア事業を支援する立場である自分たちが自ら健康意識を高めることで、より説得力を持ったコンサルティングの提供につなげられるのではないかと考えた足立貴政の呼びかけに対し、薬剤師免許を持つ3名の社員が賛同したことで発足しました。「薬局」と名付けた理由はメンバーが薬剤師資格を持っていたことだけではありません。近年、薬局では、患者様に薬を渡すだけでなく、健康相談や各種機器による測定サービスなども提供しており、生活者を幅広くサポートしています。それらの活動に私たちも想いを重ね、社員が利用しやすい健康増進の活動拠点となるよう名付けました。

「バーチャル薬局」は、HR(人事)と連携した全社健康経営実践活動の1つで、社員に対する啓発活動や行動変容を促す様々なイベントや施策を企画・実施しています。バーチャル薬局の活動開始にあたり社員にアンケートをとったところ、「健康のために取り組みたいが、できていないこと」の1位が「日々の運動」、2位が「栄養管理」でした。そこで「運動」「食・栄養」を軸に行動変容を促すことを盛り込んだ活動方針を策定。第一弾の取り組みでは、運動をテーマに、歩く習慣を身に付けるためのウォーキングイベントを開催。今回は第二弾として「食・栄養」をテーマに設定し、トークセッションを実施しました。

 

2.トークセッションで知る自身の栄養バランスと改善のコツ

イベント冒頭で足立より、Ridgelinezの健康経営の取り組みとバーチャル薬局の活動について紹介した後、キユーピー株式会社 食と健康推進プロジェクトの仁田さん、内山さんによるトークセッションを開催しました。「キユーピーと学ぶ栄養バランス!野菜摂取のコツと実践」をテーマに掲げた本セッションの目的は2つ。「食事の栄養バランスをとるコツを学ぶこと」、そして「得られた知見を基に実際に行動に移すこと」です。一方的な情報の共有だけでなく、能動的な参加を促し行動変容につなげるインタラクティブな仕掛けを取り入れました。

会場参加者に「10品目群チェックシート」を配り、昨日、今日の食事を思い出し、「肉類」「魚介類」「卵」「大豆製品」「牛乳・乳製品」「野菜」「海藻類」「果実類」「いも類」「油脂類」の10品目のうち、一口でも食べたものをチェックするワークを実施。シートはビンゴカードのように穴を開けていく仕様になっており、参加者はゲーム感覚で手軽に自身の食事バランスを客観視することができました。

 

ここで「バーチャル薬局」メンバー、村瀬のとある1日の食事を例にとり、何品目摂れているかを確認しました。結果は8品目で、すべて異なる食品群のものでした。理想とされる7品目以上という基準をクリアし、仁田さんからお褒めの言葉をいただきました。

「まずは一口ずつでも良いので、各食品群を意識して食べることが大事です」と仁田さん。一方で、特に野菜に関してはそれでは不十分なため、次のステップでは量も意識することが望ましいとのことでした。

続いて、野菜に含まれる栄養素の働きや、効率よく摂取できる調理法、食べ合わせなどを具体的に教えていただきました。忙しいRidgelinez社員でも取り組みやすい方法をレクチャーいただき、参加者からも「普段の食生活等について楽しく学ぶことができ、あっという間に時間が過ぎた」「現代人に合わせた生活習慣や、栄養バランスのポイントなどが参考になった」「内容がわかりやすく、食事例も複数紹介されたので自分と似ている食事例へのアドバイスがとても参考になった」という声が寄せられ、多くの学びがあったことがうかがえました。
このように、健康増進に関する情報を発信にとどまらず、参加者が積極的に関与できるインタラクティブな仕掛けを設計することが、実際の行動変容を促すために重要であると改めて感じました。

 

3.参加者の健康的な食事への意識が高まり、行動変容を実現

トークセッション終了後はアフターパーティーと題して、キユーピー様が運営しているサラダがメインの通販「Qummy」から、商品の紹介と試食会が行われました。忙しい毎日でも手軽においしく野菜が食べられるサラダセットです。参加した社員からは「(アフターパーティーでの)コミュニケーションによって、サラダへの興味が膨らんだ」「登壇者の方とお話ができてよかった」といった声があがりました。

(参考リンク)
Qummy(キューミー)

 

イベント終了後、参加者の意識や行動に早速変化が見られました。イベント事務局の振り返り会では、「イベント翌日の昼食に、野菜がたっぷり入った味噌汁やサラダを食べた」といった話も出ていました。

また参加者アンケートの項目「今回のイベントを踏まえて明日から実施したいと思ったこと」に対しても、「積極的に野菜を摂取し、バランスの良い食事を心がけたい」「忙しい日は朝ご飯を抜いてしまうことがあるので、1日3食をきちんと心掛けようと改めて思った」「栄養素にばかり目が行きがちなので、食品の品目数や噛むことも意識しようと思った」など、具体的なアクションにつながる意識の高まりを感じさせる声が多く寄せられました。

今回は「食と栄養」をテーマにした社内イベントについてご紹介いたしましたが、引き続き、社員の健康増進を目的とした、行動変容を促進する多様な施策を実施していきます。Ridgelinezでは、健康経営を推進することで、社員一人ひとりのパフォーマンス向上を図り、クライアントへの価値提供へとつなげてまいります。

 

<登壇者プロフィール>

  • 内山 奈美キユーピー株式会社 食と健康推進プロジェクト 兼 営業推進部販売戦略課
    2007年キユーピー入社。品質保証本部にて原料品質担当、調味料担当、海外品質保証業務に携わったのち、経営推進本部を経て2019年より「食と健康推進プロジェクト」参画。大学の研究機構への出向、営業推進部などと兼務しながら活動を続け、2023年より現職。趣味は旅行とものづくり全般

 

  • 仁田 友香キユーピー株式会社 食と健康推進プロジェクト
    2007年キユーピー入社。研究開発本部にて、家庭用ヘルスケア食品等、延べ100品以上の商品開発に携わったのち、2019年より現職。管理栄養士。趣味はキャンプ、旅行、料理、走ること。

 

  • 足立 貴政Ridgelinez株式会社
    Manager
    国内SIベンダーにおいて、製薬・ヘルスケア業界を10年間担当。Ridgelinezでも、製薬・ヘルスケア業界を中心に従事。PHRサービス立ち上げやヘルスケアコミュニティ構想、新規ビジネスアイディエーション支援などのプロジェクトに参画。直近は、健康価値創造支援をメインテーマの1つとして取り上げて活動中。健康経営アドバイザー、医療経営士資格保有。

 

  • 村瀬 義典Ridgelinez株式会社
    Senior Consultant
    流通小売業を経て2023年にRidgelinezへ入社。現職では、ヘルスケア関連新規事業開発支援に従事。「机上の空論で終わらせず、実行まで伴走する」をモットーにコンサルティングに取り組んでいる。 薬剤師資格保有。

 

  • 馬野 りさ子Ridgelinez株式会社
    Associate
    2023年新卒入社。小売業、大手銀行の店舗戦略/顧客体験デザインを支援。人の行動や意思決定に影響する"価値観"に着目し、 Ridgelinez独自の価値観モデル『Human&Values』を活用し、健康の先にあるWell-beingを実現する新規サービス設計に向けて活動中。薬剤師資格保有。

※所属・役職は掲載時点のものです